新しいフラワーセンター
平成30年4月に「日比谷花壇大船フラワーセンター」と改称してからフラワーセンターの印象が変わって来ている。
神奈川県のHPによると、神奈川県内の観葉植物の生産振興と県民への花き園芸の普及と植物に親しむ場の提供を目的として1963年(昭和38年)に開園した。それ以前には県の「農業試験場」として大船の名を冠した「芍薬」や「花菖蒲」等が改良・育成されていたようだ。玉縄桜や花桃「照手姫」等が知られている。昭和39年には当時の天皇・皇后両陛下の視察もあったと記録されている。
60歳以上は無料だったのは随分前のことで私が還暦を迎えた頃だ。その後1回100円になり私自身が忙しくなったこともあり足が遠退いた時期もある。マイタウン玉縄の編集に携わり季節ごと自然に足が向くようになった。「玉縄桜を育てる会」のメンバーと懇意になったのもこの時期だ。「玉縄城築城500年祭」とコラボしたことが懐かしく思い出される。
フラワーセンターは我が家から大船駅の間に位置するので頻繁に通る。ヒマラヤ杉の並木に季節を感じ駐車場が整備される状況を見るばかりではない。台風の塩害を心配したりもする関係でもあるのだ。
大船フラワーセンターでは例年秋に「フラワーフェスティバル」を開催してきた。玉縄女性の会という地元で活躍する団体が手作り品を出品する等で協力してきたものだ。そんな訳で日比谷花壇大船フラワーセンターになり秋のイベントでどんな風に変わるのか楽しみにしていた。
お化けカボチャが庭園狭しと並んでいるとのニュースが届いた。子どもの頭ほどのという表現があるが、それどころではない。大人の頭より大きい「お化けカボチャ」がたくさん転がっている。どうやら10月終わりのハロウィンに関係があるらしい。孫たちを誘おうとしたのだが学期途中でスケジュールが合わず単独行動になった。
年間パスポートで入場するとアーチや事務所の下では色とりどりのカボチャが待っている。広場ではたくさんのカボチャだ。「たたかない・なげない・けらない・のらない」との注意書きがある。その日は「果肉植物」つまりサボテンの展示即売もあり多彩な雰囲気を出そうとしていることがわかる。
初めての試みであるフラワーカーニバルでは「仮装行列」が売り物だった。10月20日と21日の両日に複数回パレードをするという。
フラワーセンターのあちらこちらでは仮装をした子どもたちをパパママたちが撮影に余念がない。
スタート場所には「スパイダーマン」や湘南モノレールのゆるキャラ「しょもたん」が箱の形で待ち受けている。いつの間にか仮装をした子どもたちが長い列を作ってレストランの先まで並んでいる。音楽が鳴ると10時のパレード開始である。
芝生広場の中心にはステージが設えられて注意書きに関係なくお化けカボチャに乗った子どもたちも大勢いる。広場の周りを歩いて来た仮装行列の子どもたちがステージに並んでいる。
どうやら新しい名物になりそうな予感がする。