『紅白歌合戦』の今後を考える!
平成最後となった『第69回NHK紅白歌合戦』は、白組の優勝で終わった、らしい。
“らしい”、などと書いたのは、実は、筆者はこの番組を観ていないのだ。
例年なら裏番組のCMの時間などを使って、時々覗いていたが、今回はそれすらしなかった。
いつの頃からかは覚えていないが、筆者はこの番組への関心を全く失ってしまった。
「『紅白歌合戦』は、こんな番組ではないはずだ!」、という思いが強い。
一方、インターネットなどで調べてみると、今年の『紅白』はかなりの盛り上がりをみせたようだ。
関東地区のテレビ視聴率は2017年を上回る41.5%だったという。
2年ぶりに40%台の回復であり、まずはご同慶の至りである。
今回の盛り上がりは、多彩な顔触れの出演者と彼らによるパーフォマンスのお蔭のようだ。
サザンオールスターズが35年ぶりに紅白に登場して、“大トリ”をつとめ会場を沸かせた。
ユーチューブでこの場面を観てみると、観客が一体になっての大変な熱狂である。
さらに、松任谷由実(ユーミン)がサザンの歌に乱入して、一緒に歌って盛り上げる。
最後に、彼女は桑田佳祐に抱きつき、熱烈なキスをしている。場内の興奮は最高潮に達する。
サザンの時間の瞬間最高視聴率は45.3%を越え、歌手の中では最も高かった。
また、人気のキャラクターである、5歳の女の子、“チコちゃん”が随所に登場して場内を沸かせたという(写真)。司会の櫻井翔君に、「なぜ紅白歌合戦は『紅白』なの?」と尋ねたらしい。
櫻井君が、「紅白でめでたく新年を迎えるってことですかね」と答えると、チコちゃんは、「ボーッと生きてんじゃねーよ!」という例の決めセリフを発した。ここでも大いに盛り上がったという。